認定企業紹介

生活協同組合パルシステム茨城 栃木

代表者名 理事長
青木 恭代
事業内容 組合員利用商品(食品や生活用品等)の受発注及び供給業
インターネットを通した組合員利用商品(食品や生活用品等)の受発注及び供給事業、店舗事業、生命共済や火災共済及び保険などの保証事業
所在地 水戸市梅香2-1-39 従業員数 234名
業種 卸売・小売業 URL https://www.palsystem-ibaraki.coop/

働き方改革に取り組もうとした背景は

「安全と健康を守る」ことは、ワーク・ライフ・バランス促進に繋がり、かつ、働く人全員が優先させなくてはならないことであります。とりわけ健康においては、「長時間労働による様々な労働災害の防止」を経営側と職員が一丸となり取り組みを実施していく必要があると捉えておりました。
そこで、「長時間労働を排除するにはどうすればいいのか。」「それぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる職場にするにはどうすればいいのか。」「個々の能力を最大限発揮できる職場環境にするのはどうすればいいのか。」を経営課題として議論し、その結果をもとに、制度改革を行い現在の取り組みに至っております。また、管理者の強いリーダーシップのもと取り組みを進めていると同時に、職員は、「義務を果たした上で、権利を行使する」という責任を持ちながら、確実に「健康を更に確保する方向」へ進んでいると考えます。

取組

有給並びに計画有給において、年間を通じて「計画⇒見える化⇒取得」までPC管理しています。経営会議で取得状況の報告を行い、未取得に対して取得のためのフォローアップを実施しています。

成果

2023年度職員有給日数5日の100%完全取得済。

取組

月2回の「ノー残業デー」を各自で設定し、PCで見える化を図りながら確実な定時退場を実施しています。設定した日に定時退場が図れなかった場合は、その週内で代替え日を設けています。

成果

2023年度定時退社の99%行使済。

取組

子どもの出産時に父親が取得できる、出産休暇及び男性の育児休業取得のために推進。

成果

「配偶者の出産時に取得できる出産休暇」
2日間⇒5日間へ延長。全職員へ周知し取得促進に繋がりました。
男性の育児休暇取得率50%。(過去3年間で4名対象、うち2名取得)。

従業員のみなさんの声

制度の導入当初は戸惑いがあったものの、これまでの個々の固定観念(当たり前のように残業し当たり前のように働く)の払拭と、働き方改革の制度の充実により、柔軟な選択が出来るようになったと実感しています。
制度の趣旨を理解し、本末転倒にならないよう制度の有効活用をしていきたいです。
育児休暇を10ヵ月間取得した男性職員がおり、「夫婦で育児に取り組めて、家族の大切な時間が取れた。」「今度は応援したい。」というコメントを頂きました。心身ともに大変な時期であり、夫婦で協力して行くことをサポートする制度は非常に貴重であると考えます。

今後の展望は

今後は、環境面の取り組みである、「2050年カーボンニュートラル構想」を揚げ、EV車の導入や省エネ推進等に向けており、エシカルな社会への対応と業務効率に繋げていきたいです。

これから取り組もうとしている企業へ一言

残業の抑制や有休の取得については、そこで働く人の意識改革はもとより、管理者のリーダーシップが何より大切であると考えます。掛け声だけでは改革は出来ませんので、働く人たち全員のベクトルを一致させて、一歩前進させることが大切だと思います。