認定企業紹介

社会福祉法人朝日会 愛の里

代表者名 施設長
森 重正
事業内容 障害者支援サービス(入所施設 生活介護 グループホーム 相談支援 短期入所 日中一時)
所在地 笠間市大橋12 従業員数 68名
業種 医療・福祉 URL https://www.ainosato8131.or.jp/

働き方改革に取り組もうとした背景は

当法人は、もともと熱心な職員が多く、つい時間外になってしまいやすい傾向がありました。しかし、様々な方が入職してくる中で、いかに時間内で効率よく業務を行い、ワーク・ライフ・バランスの整った職場を創り上げられるかが課題としてあがりました。

取組

ICカードでのタイムカードを導入

成果

勤怠管理の見える化を進め、職員それぞれの業務量の把握に努めて、定時であがれる環境を整えました。

取組

有休取得の声掛け・計画年休の実施

成果

全体会議での有休取得の声掛けをおこない、希望する職員には計画年休を指定しました。結果、有休を平均10日以上取得することが出来ました。

取組

育休明けの常勤・非常勤の職員の時短勤務の実施

成果

育休明けの非常勤希望職員を積極的に雇用し、子育てと両立させての労働を可能にしました。育休明けの常勤職員に関しても同様の対応を行いました。

取組

通年での「業務見直し会議」の実施

成果

2021年度に管理職全員で、全職員からとったアンケートを活用し、業務の改善策を考え、実践しました。シフトの追加などを行い職員がより時間内で業務が出来るようにな改善が出来ました。

取組

利用者様の写真購入をネット化&外部委託

成果

これまで行事で撮影した利用者様の写真は係の職員がアナログな手法で集計、振り分けを行っていましたが、ネットの画面上から選んでもらい、振り分けされたものを郵送してもらう形になり、係の職員の負担軽減が計れました。

取組

茨城県の「いばらきダイバーシティ宣言」に参画
宣言をしたことを職員に周知

成果

定年をされた方を、グループホームの世話人や、農業をサポートする支援員として短時間労働で雇用。様々な年代の方に活躍の場の提供が出来ました。また、農福連携にも一歩前進することが出来ています。

総合的な成果

利用者様が常にいらっしゃる障害者入所施設では、退勤時間などがあいまいになりがちです。必要以上に業務負担をかけずに働ける環境づくりを行う事が、仕事へのストレスを軽減させ、利用者様へのよりよいサービスにつながっていると実感しました。

従業員のみなさんの声

ここ数年の働き方改革の推進で、職員の業務への向き合い方もだいぶ変化がありました。
仕事と休みにメリハリがつき、業務外での趣味や、資格取得に向けての取り組みも行いやすくなっています。

今後の展望は

電子化で簡略できる業務を洗い出し、ICTとAIの活用で、デスクワークなどの利用者様への支援以外の仕事をよりスマートにする。その空いた時間で利用者様への支援を考え、実践し、支援の質を高めつつ、職員のワーク・ライフ・バランスを整える。

これから取り組もうとしている企業へ一言

職員満足度を高めて、そのうえで仕事の質を高められることが、働き方改革の本質だと思われます。まずは職場内で話し合える環境を作り、一歩ずつ進めてみて下さい。