桂建設株式会社

働き方改革に取り組もうとした背景は

2020年に若手4名が同時退職し、経営陣だけでスタッフの要望をくみ取ることに限界を感じました。そのことがきっかけとなり人材育成チームを発足し、働き方改革を進めています。

１	取組未就学児を育てるスタッフに子の看護休暇（有給）、親の介護が必要なスタッフに介護休暇（有給）を5日間（時間単位）付与した。成果子ども関連の用事でも使用できるので使いやすいし、お給料も減らないので助かっている。

２	取組現場監督の書類業務を担う建設ディレクターの職種を導入した。成果徐々に建設ディレクターの書類作成範囲が広がり、残業が減っている。

３	取組共有フォルダや情報を一元化しクラウド化した。成果子どもの体調不良などで急な休みになっても家から営業書類にアクセスできるのでクライアント様とやり取りができるようになった。また現場事務所から関係書類にアクセスできるので業務効率化につながっている。

４	取組人材育成チームを導入し、新人やベテランスタッフの面談を続けている。成果労働環境の改善→休みの増加。資格取得の促進を進めている。新人スタッフをチームでみることにより離職率が減り若手の入職率が上がった。

５	取組特定のスタッフに偏っていた仕事を当番制にし、仕事内容を平準化するようにした。幅広い業務ができるように資格取得を推進（取得にかかる費用負担や申請の手続は会社で）している。成果そのスタッフがいない時でも他のスタッフで業務を担えるようになり負担が減少した。また個人の職域も広がった。

６	取組健康経営に力を入れている。具体的にはだ液ガン検査費用を会社負担で実施、保健指導の受診を義務化、健康診断結果が昨年より向上したスタッフにはクオカートを進呈するなど健康を維持する取組を続けている。成果健康意識が高まり、肥満のスタッフが減少した。これからも毎年続けていく。

７	取組 3D測量機器を導入した。成果 3D測量機器を導入することにより、3Dデータ活用ができゆくゆくは重機のオートマシンにつながり少人数で工事ができるようになる。

８	取組年間休日を7日増やした。業務効率化を進め年間休日増加を達成した。成果既存スタッフのプライベート充実はもちろん、2025年4月に新卒2名を採用できた。

９	取組既存の保養所を若手が使いやすいようにリフォームした。成果保養所はあったが、あまり使われていない状態だった。女性や若いスタッフが保養所に行きたくなるようにリフォームした。利用者が増え新たな福利厚生となっている。

毎年1つ以上は働き方改革案を実行するようにしております。日々情報収集を続け他社事例も参考にしながら変化しています。

在籍年数が長いスタッフからは昔とだいぶ変わったと言われます。女性スタッフや休みも増えて毎年少しずつ働きやすくなっています。

3D測量を全現場に導入し、業務効率化を図る。そして休みを増やし仕事もプライベートも充実できる労働環境づくりを進めていきます。

弊社は同時4人退職の出来事から働き方改革を始めました。
最初は苦慮しましたが、働き方改革は未来の投資であると位置づけ日々スタッフの声を聞くことで今の変化につながっていると考えています。