女性ロールモデルインタビュー

株式会社染めQテクノロジィ

課長代理 野澤 沙織さん

プロフィール・経歴

 2011年入社、製品の出荷等の業務に従事後、2013年に現在の施工部門へ移り、施工関連の受発注、予算管理等を行っている。2年前に管理職へと昇格し、現在は部下のマネジメントも行う。プライベートでは、6歳の双子を育てるお母さん。

新入社員の成長が会社の成長につながる

 私は施工に関する受発注や予算管理等の業務を担当していますが、当社では、やりたい業務があれば自主的に提案をして認められることで、部署の壁を越え、何でもチャレンジさせてもらえる風土があります。私は現在、施工に関する業務の他に、「新入社員の面接」、「担任(新入社員の指導・相談役)の選定」、「研修内容の検討」などの新入社員の受け入れ業務を人事部門と連携して、担当させてもらっています。どうしたら新入社員の成長に繋がるかをイメージしながら、担任の選定や研修内容を考えています。新入社員は、3か月間の研修期間を経て現場に旅立ちますが、毎年研修の最後に1人ずつ全社員に対してテーマを決めてプレゼンをしてもらっています。入社してきたときと比べて格段に成長していることが感じられるので、毎年のように感動させられています。

周囲のフォローに支えられて仕事と家庭を両立

 子どもの出産時には、1か月の産休と1年間の育休で計1年1か月休業を取得しました。こんなに長期のお休みは経験がなく不安でしたが、出産を経験した先輩方が、復帰後も自由で楽しそうに仕事をしている姿を見ていたので、私も何とかなるのではという気持ちで、育休を取得できました。
 さらに、お休みしている間も職場の動きなどが把握できるようにメールを家で見られるように整備してもらったことで、職場の状況や動きがわかり、比較的スムーズに復帰することができました。
 復帰してからは、1時間の短時間勤務で働かせてもらっていますが、子供が熱を出してしまったりして出勤後すぐに退勤することも多くあり、両立の難しさを感じることもありました。でもそのたびに、同じ部署の上司、同僚がフォローしてくれたり、深夜遅くまでの仕事をしていた夫も、フレキシブルに働ける職場に転職してくれたりして、今では夫が保育園のお迎えに行ってくれるなど、周りの方の支えのおかげで仕事と家庭の両立ができています。

部下・新入社員の成長が私のモチベーションに!

 管理職になったのは2年前、事前の打診等はなく、突然指名されて管理職になりましたが、もともと社員1人1人が経営者としての意識をもつこと、責任は自らがとるという考え方が社内で浸透していることもあり、管理職になることに抵抗やプレッシャーはありませんでした。
 今は部下がいますが、どのようにしたら成長につながるかを日々考えながら一緒に仕事をしています。部下の成長を間近で感じることで、私自身の成長以上にうれしく感じます。
 当社にとって「人の成長」は最大のテーマなので、これからは、部下や新入社員だけではなく、「染めQテクノロジィ」で働くすべての人が成長できるような新しい仕組みづくりにチャレンジしていきたいです。

管理職を目指そうとしている女性職員へ一言

 目標に対する結果やその人のスキルも必要だと思いますが、皆を引っ張っていくためには、相手の立場に立って、相手の意見を聞いて、「あなたと仕事がしたい」と思ってもらえるような人物になることが一番大切だと思います。あとチャレンジし続けることも重要です!
(2022年8月取材)