働き方改革・女性活躍優良企業詳細

株式会社さわやか交通

代表取締役 大貫 裕治さん

代表者
職名
代表取締役 大貫 裕治 事業内容 タクシー・バス運送
所在地 水戸市金町1-3-35
業種 運輸業・郵便業 従業員数 86名
URL https://www.sawayaka-kotsu.jp/

社員が誇りを持てる会社づくり

元々、私はホテルでサービス業を学んだ後、タクシー会社を起業したのですが、当社はお客様に感謝されるタクシーやバス会社を創ろうというコンセプトで創業しました。我々の仕事は、人を送るだけの仕事ではなく、人をサポートする仕事だと考えています。タクシーに参入したのも当時の規制緩和で始まった福祉タクシーがきっかけでした。
20代の従業員が「最初のイメージと違って、お客様に喜ばれる仕事ってこんなに楽しいんですね」と言ってくれまして、会社の理念に共感してくれていると思いました。
元々この業界は「高齢者が多い」「会社の建物が古い」「長時間労働で稼げない」といったイメージがあると思います。また、以前は県外から来た方が気持ちよく利用できないといったこともありました。まずそういった点を変えたくて、建物や雰囲気を明るくし、名前も「さわやか交通」にして、お客様に選んでいただけるようなサービスを提供し、働き手からも選ばれる環境づくりに取り組みました。自分の会社が自慢できなければ長く働けませんから、社員が誇りを持てる会社にしたいと考えています。

女性ドライバーを活用

サービス向上のために、外部講師をお招きして社員に接遇の講習会を実施しました。その成果を確認するために、社員全員の覆面調査を行ったところ、成績上位10名のうち8名が女性でした。
実際のところ、女性はお客様からのクレームもゼロで、お客様から「またあの人にお願いしたい」と指名があるのは女性のドライバーです。そのため、さらに積極的に女性を採用しようと考えました。
女性を募集するため、例えば、女性専用の更衣室やトイレの整備、生活に合わせた勤務シフト、安心して運転できるようカーナビや配車システムによるサポート、保育園への託児費用の助成など、女性の職場環境を整え、求人内容に記載しました。
若い方も女性もどんどん増えて、20代から70代まで幅広く働いています。女性社員は今15人くらい在籍していますが、社員全体の半数を女性にしたいと考えています。現状、管理職以上の42%ぐらいは女性になっており、出来れば、もっと女性に活躍いただきたいと考えています。

社員の希望を尊重した柔軟な働き方と効率化

選ばれる会社づくりのためには、働きやすい職場づくりが重要だと考えているため、柔軟な働き方ができるよう、週休2日制や、4日に1日休みを付与する「4勤1休制度」のほか、都内企業を参考に、月に12日間だけ働いて、あとは休暇にする勤務体系を導入しています。
特に、最近の若い方は自分や家族の時間を大切にしたいと考えています。そのため、従業員に働きたい時間を聞いて、その希望をできるだけ尊重しています。ただし、長く勤めてほしいと思っています。定年は65歳ですが、健康でしたら70歳まで雇用を延長しています。
また、24時間営業をしているため、運営オペレーターの夜間の負担を軽減するために、有人の電話オペレーションに加えて、アプリを導入しています。このほか、運転経験の少ない新人でもドライバー業に参入しやすいよう、早期にGPSを導入しました。カーナビとデータ配車システムで安心して運転業務ができる体制が整っています。

さわやか交通の働くことへの考え方

AIの活用や自動運転が進んでも、乗り降りのサポートやケアが必要な人を運ぶサービスは残るのではないでしょうか。人手が減っていく中でも、いかに有効に人材を活用し、運輸サービスを継続していけるかが今後の鍵となると思っています。
誰かのために何かができることは、とても幸せなことと思います。また、働くことは誰かの役に立つことだとも思っています。そう考える方がいらっしゃれば、ぜひ私たちの職場を見に来ていただきたいです。
2025年10月取材