理事長 丹野 大さん
代表者 職名 |
理事長 丹野 大 | 事業内容 | 特別養護老人ホーム運営 |
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所在地 | 水戸市酒門町1177番地3 | ||
業種 | 医療・福祉 | 従業員数 | 123名 |
URL | https://swc-jinshinkai.com/ |
当法人は令和元年度に開所した特別養護老人ホームで、開所時より『働きやすいシステム』の導入から始まり、一気通貫で連携できるタブレットやクラウド型のソフトウェア等の選定を行い、ICT化に取り組んできました。
しかし、それだけでは介護職員の人手不足を補えず、派遣会社を利用しての増員に頼らざるを得ない状況となったため、令和3年頃から施設長と事務課長が中心となって、更なる働き方改革に着手しました。
取組を進めるためには、とにかく現場の声を聞き、ボトムアップで進めていくことを一番大切にしています。トップダウンが必要な部分もあるけれど、それだけでなく、部下の意見をよく聞くことで、チームはまとまっていくのです。これは大学病院に勤めていた時代、救急救命チームにおける経験から感じていたことです。
また、育児と仕事を両立しながらのキャリアアップ支援にも力を入れています。
施設開設当初に未経験で採用となった職員も、子育てしながら国家資格を取得し、現在は介護チームでリーダーとして活躍しています。
(社福)茨城県社会福祉協議会で実施している『ふくし”きらり人。“』にも任命され、現在はハローワークさんとも連携しながら、子育て中の求職者の方向けに、こういう働き方がありますよ、とご紹介していきたいと考えています。
ほかにも、正社員でも平日のみのシフトでリーダーとして働く方や、出産を控え短時間正社員として働く方など、それぞれのライフステージに合わせた働き方を実現しています。
新しい機器の取入れも引き続きやっていますが、新しいものはどうしても職員さんも最初は抵抗がある。その時は現場の相談員やリーダーが丁寧に教えてあげたり、フォローに回ったりしてくれています。
最近は外国人の採用も増えており、働き方改革と並行して、ダイバーシティの推進も進めています。外国籍の職員に仕事を教えることで、職員の教える力が高まるという効果もあります。
シニア採用も実施しており、例としては、施設長を退職された方が、今はアドバイザーとして現場で継続して働いております。
今後は働き方改革を進めた上で、実力がある人を性別にかかわらず役職に上げていくことを進めたいと思っています。役職に就いた女性たちが、女性リーダーがなかなか増えないといった環境を変えていくことを期待しています。