協議会開催結果

令和5年度 いばらき女性活躍・働き方応援協議会を開催

 県では働き方改革・女性活躍を推進するための取組を展開しておりますが、誰もが活躍できる社会を実現するための課題は様々にあります。
 そこで、「長時間労働の是正」及び「仕事と家庭の両立支援」をテーマに、茨城労働局と合同で標記会議を開催し、県の現状と課題及び、各団体が行う取組などを共有しました。

【結果】

1 日時 令和5年11月7日(火)10:00~11:40
2 場所 茨城労働局 2階会議室
3 内容

(1)長時間労働の是正

  • ア 労働時間の現状、年休の取得状況、猶予業種について(茨城労働局)
  • イ 意見交換
  •  (主な意見)
    • 時間外前提の勤務の常態化や、有給休暇取得率については、年齢が上になるほど低い傾向があるなど、課題がある。
    • 長時間労働をなくすのは基本姿勢となるが、労働者の生活基盤を安定的に確保していくための取組を並行して進めていかなければ労働生産性向上にも結び付かない。
    • 人手が足りず業務が追い付かなくて、長時間労働になっているという声が多いと認識している。長時間労働削減に向け、社労士と連携協定し、会員企業向けにセミナーを開いたり、会報誌で取組を周知したりしているが、限界がある。

(2)仕事と家庭の両立支援

  • ア 女性活躍の取組、茨城県女性活躍推進計画の進捗状況について(茨城県産業戦略部)
  • イ 意見交換
  •  (主な意見)
    • 全国知事会では、愛知県が今年度から公立学校を対象に県民の日(11月21日)までの1週間のうち平日を休校日にし、子どもたちが家族と体験学習をする取組を始めていて、今後、他県でもそうした動きがでてくるのではないか。
    • 仕事と家庭の両立は、育児休業復帰後からが勝負。今までフルタイム勤務だった人たちが短時間勤務になって、仕事のやり方を変えなきゃいけなくなる、その際にマタハラに繋がることもある。
    • 仕事のやり方自体の見直しや柔軟な働き方を企業努力にするなど、短時間勤務のサポートをしっかりやっていかないと離職につながる。これからは、「働きやすさ」は勿論だが「働きがい」をつくる努力をしないと企業は人を採用するのは難しい。
 

会議の様子1  会議の様子2